エコライフ株式会社｜残留放射線量証明書を取得しました

この度の地震、津波で被災の皆様へ謹んでお見舞い申し上げます。
福島県における、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響は、農林水産分野にとどまらず、産業全体に広がりを見せており、当社にも僅かではありますが、県外取り引き業者様から残留放射線量の測定などに対するお問い合わせがありました。そこで、さらなる安心材料をご提供すべく、福島県ハイテクプラザにて、セルロースファイバー「ハイ・サーム」の放射線量を測定してきました。
弊社のセルロースファイバー「ハイ・サーム」を測定した結果、その値は120cpmであり、バックグラウンド値を差し引くと40cpmとなります。最近の報道で聞きなれた単位に換算すると、最大でも約0.0012μSv/ｈ(マイクロシーベルト・パー・アワー)となり、安心していただける数値でした。
【左図の拡大】　放射線量測定結果報告書　(PDF：451KB)
【右図の拡大】　cpm(測定値)からBq/㎤、μSv/ｈへの換算例　(PDF：317KB)

放射線計測の信頼性や、cpmからシーベルト、ベクレルへの換算については、独立行政法人産業技術総合研究所のWebページ「放射線計測の信頼性について」等をご参照ください。

震災後は深刻な建材不足となり、特に合板と断熱材に関しましては大きな影響が出ている状況です。
昨年以降、住宅エコポイント効果で省エネ性に優れた断熱材は注目を浴びておりました。被災により製品の出荷が出来ない工場もある中、福島県内陸地である郡山に工場がある当社は、震災1週間後から製造を再開させています。今後も、さらなる増産体制と変わらぬ品質向上に努めます。